Skip to the content.

環境構築方法

このガイドでは、開発環境を一から構築する方法を説明します。

目次

  1. Windows ユーザー向け: WSL のセットアップ
  2. Git と GitHub の基本
  3. リポジトリのクローン
  4. Node.js と npm の準備
  5. 依存パッケージのインストール

Windows ユーザー向け: WSL のセットアップ

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows 上で Linux 環境を利用できるようにする機能です。ウェブ開発では多くのツールが Linux 環境を前提としているため、WSL を使うとトラブルが少なくなります。

WSL のインストール手順

Git と GitHub の基本

Git と GitHub の違い

初心者の方のために、Git と GitHub の違いを簡単に説明します:

Git とは?

GitHub とは?

簡単に言うと:

GitHub のアカウント作成

  1. GitHubにアクセス
  2. 「Sign up」をクリック
  3. メールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力
  4. メール認証を完了

SSH キーの設定

GitHub でリポジトリをクローンするには、SSH キーの設定が必要です。以下の手順で設定しましょう:

  1. SSH キーの生成
# SSHキーを生成
ssh-keygen -t ed25519 -C "あなたのメールアドレス"

# キーの保存場所を確認(デフォルトのままEnterを押す)
# パスフレーズの設定(任意)
  1. SSH キーの確認
# 公開キーの内容を表示
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
  1. GitHub に SSH キーを登録
  1. 接続テスト
# GitHubとの接続をテスト
ssh -T git@github.com

「Hi username! You’ve successfully authenticated…」と表示されれば成功です!

Git のインストール

Windows(WSL)の場合

WSL 上の Ubuntu には、通常 Git が最初からインストールされています。確認するには:

git --version

macOS の場合

macOS には、通常 Git が最初からインストールされています。確認するには:

ターミナルで以下のコマンドを実行:

git --version

もしインストールされていなければ、Git のインストーラが自動的に表示されます。

Git の基本設定

Git をインストールしたら、まず自分の情報を設定します: ここでのメールアドレス、名前は GitHub に登録してあるユーザー名とメールアドレスを推奨します。

git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"

リポジトリのクローン

リポジトリのクローンとは、Git で管理されているプロジェクトをあなたのパソコンにコピーすることです。

クローンの手順

  1. ターミナル(コマンドプロンプト、WSL の Ubuntu など)を開く

  2. 作業フォルダに移動する ファイルを保存したい場所に移動します:

  3. リポジトリをクローンする

    git clone https://github.com/ユーザー名/labo-hp.git
    

    ※実際の URL はプロジェクト管理者に確認してください。

  4. プロジェクトフォルダに移動する

    cd labo-hp
    

Node.js と npm の準備

Node.js とは?

Node.js は、JavaScript をブラウザ以外の環境(パソコン上など)で動かすためのソフトウェアです。npm は「Node Package Manager」の略で、JavaScript のライブラリやツールをインストールするために使います。

Node.js のインストール

Windows(WSL)の場合

nodebrew を使って Node.js をインストールします:

  1. Homebrew のインストール
# Homebrewのインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

# PATHの設定
echo 'eval "$(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
  1. nodebrew のインストール
# Homebrewを使ってnodebrewをインストール
brew install nodebrew
# nodebrewのセットアップコマンドを起動
nodebrew setup

# 下記実行ログ
Fetching nodebrew...
Installed nodebrew in $HOME/.nodebrew

========================================
Export a path to nodebrew:

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
========================================
# 上記記載通りにPATHを追加
echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.bashrc
# 設定を即座に反映
source ~/.bashrc
  1. Node.js のインストール
# 最新のLTS版をインストール
nodebrew install-binary stable

# インストールしたバージョンを使用するように設定
nodebrew use stable

macOS の場合

Homebrew を使って Node.js をインストールします:

  1. Homebrew のインストール
# Homebrewのインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

# PATHの設定(M1/M2 Macの場合)
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
  1. nodebrew のインストール
# Homebrewを使ってnodebrewをインストール
brew install nodebrew
# nodebrewのセットアップコマンドを起動
nodebrew setup

# 下記実行ログ
Fetching nodebrew...
Installed nodebrew in $HOME/.nodebrew

========================================
Export a path to nodebrew:

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
========================================
# 上記記載通りにPATHを追加(macOSではzshrcに追加)
echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.zshrc
# 設定を即座に反映
source ~/.zshrc
  1. Node.js のインストール
# 最新のLTS版をインストール
nodebrew install-binary stable

# インストールしたバージョンを使用するように設定
nodebrew use stable

バージョン確認

Node.js と npm が正しくインストールされたか確認します:

node -v
npm -v

それぞれバージョン番号が表示されれば成功です!

依存パッケージのインストール

プロジェクトで使用している外部ライブラリやツールをインストールします。

# プロジェクトフォルダ内で実行
npm install

このコマンドはpackage.jsonファイルに記載されているすべての依存パッケージをインストールします。インストールには少し時間がかかる場合があります。

次のステップ

環境構築が完了したら、動作確認方法に進み、ウェブサイトが正しく動作するか確認しましょう。